20250126-2(仮)

司会:1994年そして98年に世界グランプリGP125クラスでチャンピオンを獲得いたしました、坂田和人さんです。
最近ではMotoGPでのテレビ解説やそしてサーキットでのインストラクターなどで、ますますご活躍されています。
これから坂田さんと、そして小椋藍選手の2人のトークをお楽しみいただきたいと思います。
それでは、坂田和人さんどうぞ。

坂田和人(以下:坂)
坂田和人です。今日一日よろしくお願いいたします。
小椋選手の呼び込みでね、苦労してたので、
これ自分やれるか?ってもう、30分ぐらい(時間が)ありますのでよろしくお願いします。
少しマイクの調子が悪いんですけど。大丈夫ですかね?はい。大丈夫ですか?

司会:こっちのほう、ああ大丈夫そうですね。

坂:はい、じゃちょっと着席させてもらいますね。
改めまして小椋藍選手2020年、Moto2クラスのチャンピオン獲得おめでとうございます。

藍:ありがとうございます。

坂:どうですか、今の、この瞬間もそうですし、今シーズン、多くの方々が小椋選手に対して
「チャンピオンおめでとう」っていう言葉があったと思うんですけどもご自身が、
その言葉を聞かれた時に、「いや嬉しいな」とか「もう聞き飽きたな」とか「やっぱりチャンピオンいいな」とか、
あったと思うんですが。その辺、率直な、お気持ちをお教えください。

藍:はい、もちろん、たくさんそういったお声をいただいて、本当に嬉しかったですけど、
MotoGPのテストがもうすぐにあって。感覚的には、チャンピオン取ったっていうよりかは、
MotoGPライダーの一員っていう感覚だったので、そういったこと言っていただくと、
思い出させてくれるというか、なんかこう何か実感を与えてくれる。

坂:さらにね。ああ、やっぱり自分チャンピオンなんだーみたいな気持ちになりますよね。

藍:気持ちにさせていた、毎回、させていただけるので、ありがたいですね。

坂:まあね、あのう本当チャンピオンっていうのは、
チャンピオン取った人間にしか言われない言葉ではないので、
ランキング2位の人間が言われることは絶対ありませんから。
後、開幕までもう少しですからね。その間にしっかりと、
噛み締めていただきたいなっていう風には思っております。ですね、ちょっと、レースのほうも振り返っていきたいんですが、
ちょっとね、先ほど言い忘れてしまいましたが今日、1月26日は小椋選手の誕生日なんですよ!

(拍手)

藍:24歳ですね。24歳おめでとうございます。

坂:後、もう一つ余談知識なんですけども、小椋選手のお父さんも誕生日。同じ日?
お姉様は、お母様もそうですよね。お父さんはバイクすごく好きですしね。お母さんもすごく協力的で、お姉ちゃんが走ってた時も、お父さんも、MFJのロードレースのレディースの方で教えていた時も来てましたしね。
非常に家族ぐるみで一生懸命になって、小椋選手もね、支えられたと思うんですけどね。誕生日、いかがですか?どんな24歳にしたいですか?

藍:誕生日とか歳とかあんまりその、気にしたことない、気にしたことないので。

坂:ああ、そうなんですか。
あの、何か素晴らしい報告でもあるかなーってちょっと期待していたんですけどね。
昨日なんか、あの芸能界の関口メンディーさんが誕生日に結婚発表があったんですよ。

藍:はい。

坂:で、小椋選手は、ま結婚発表はないとは思うんですけども、何かそういう、
ない?トピックスがないかな?っていう風に思ったんですよね。

藍:ない、ないですね。(笑)

坂:ないですか。残念。
それは25歳の誕生日の時に考えてください。

藍:はい、そうですね。

坂:では、あの、レースの方をね、少し振り返っていただきたいんですが。今シーズン(2025年) は、
MotoGPクラスですが昨シーズンは2024年、どんなシーズンにしたいなって思いました?

藍:自分がチャンピオンを取らなきゃいけないライダーの1人だっていうのは本当に、それは自覚がありましたし
本当に頑張らないといけないなってところもあったんですけど。
フレームだったり、タイヤだったり変化が大きいシーズンだったので。
自分は3年、あのう、所属したチームアジアからも、チームを移籍したので。
ちょっと不確定な要素が多すぎたので、シーズンインの時はすごく、こう、責任と心配とが、重なって

坂:ま、チャンピオンを取らないといけないっていう思いもあったけれども、
まずその新しいチームでやったり新しいマシン、
仕様の変わったタイヤやシャーシに慣れなきゃいけないっていう色々な、
こう、自分で頑張らないといけないっていう気持ちと、その裏腹には不安要素もあったっていう。

藍:そうですね。あのう
やっぱりその新しいことに慣れていかないといけないので、
目先のことを頑張らないといけないんですけどプラス、全、シーズン全体としても見ていかないといけないってところが
あったのでシーズンへのアプローチが序盤は本当に難しかったです。

坂:昨シーズンは全20戦あったんですね。そして、開幕戦では4位と。
どうですか。スタートとしては良かったんじゃないですか?」

藍:すごく良かったです。嬉しい4位でした。

坂:で、どうですか。語る開幕戦終わった後、えー、今小椋選手がおっしゃっていた、
不安とかっていうのは払拭されましたか?この4位で。

藍:いや、最初の、3、4戦、自分は出遅れてしまったので。
なんか、こう、シーズン前に「これ、これ、こうなっちゃったらどうしよう」とかいろいろ不安なものを、心配していたのが何かこう、リンクしちゃう形だったので序盤戦は。
その自分が実際、やったレースと、シーズン前に、
ちょっとあの「これこうなったら大丈夫かな?」とか思ってたことと、こうリンクしちゃったので」
まあ、やっぱ精神的には、こう、きつい時期ではありました。

坂:少しこう追い込まれてるようなそんな時期でもあったってことですね。

藍:そうですね。あと、タイヤへの理解を深め、ないといけない。
さっき言った通り、タイヤが変わってしまったので、そこが最優先事項だったんですけど、
やっぱ、他のライバルたちが、そこで一歩上に行ってるなって言うのを、を感じたので

坂:結構ね、タイヤとシャーシが昨年は、変わったんですね。
今まで使ってたシャーシから、ボスコスクーロっていうシャーシになって、
で、タイヤが、これ全ライダーがそうなんですが、ダンロップからピレリに変わったということで。
タイヤってね、結構皆さんが思ってるよりも大きな違いなんですよね。
簡単に言いますとどんなにマシンが合っていても、いいタイヤがなかったらタイム出ないんですよ。
でも、パワーがなくてもコーナー全開で行けるマシンがあったらタイム出るんですよ。
そのくらいタイヤって非常に、ライダーにとって大きな要素で、
それがシャーシも変わるとまたね、さらにその不安要素っていうか難しくなっていく部分があるという中で、
昨シーズンね、シーズン入っていったわけですよね。
で、そんな中、どうでしょうかね。第3戦、第4戦、第5戦と17番手スタートなんですが、
シングルフィニッシュ。そして第5戦は17番手から2位というチェッカーを受けていました。
これ結構ポイント高いのかなーって思うんですけど。

藍:そうですね。本当に予選は17番手スタートで、
毎回進んだ位置で、予選は改善しない的でもレースは、毎回追い上げていっていうふうな形で。
「本当に予選、すべては予選でしたね、
その時は。レースで追い上げれるっていうのは本当にプラスの要素だってのは自分では分かっていたので、そこへの心配はなかったんですけど。
そん時は予選が大きな課題でした。プラスチームメイトがすごく

坂:ああ、ガルシアが。

藍:ガルシア選手が、予選も決勝も調子よく本当に、ポールポジションも取ったり優勝したりっていうことがあったので

坂:確かにね、ガルシア選手は本当に2年目のMoto2シーズンでしたよね、
昨年。小椋選手も2年目でチャンピオン争いもMoto2で、1度はしましたけども。
その流れと、同じような感じでガルシア2年目強かったんですが。
その小椋選手と、ガルシアの対照的な違いっていうのは、何だったですかね?

藍:ま、そのシーズン序盤なんかで言うと、恐らくガルシア選手は
自分が元々持っていた走りに、ピレリがすごくマッチした形だったと思うんですけど
自分はそこで、ちょっと自分が得意としているスタイルから、ちょっと変えないといけないっていうところで。
シーズンスタートっていう意味では、ま、だいぶ違いが出てきましたし。

坂:その違いがあったってことですね。
ちょっと男性の方、ファンも多いので、その乗り方の違いっていうのはどういった違いですかね。
ライン取りなのか、ブレーキングなのか、タイヤの使い方なのか。
どういった違いだったですかね、ガルシアと、その、小椋選手の違いって言うのは。

藍:ガルシア選手でもね、ライディングのスタイルは、
大きく言うと、ちょっと近いかなと思ってて。かなりハードブレーキングで、
コーナーの時間を短く終わらせて、すぐ立ち上がりバン!っていう走り方。
で、自分もそれを得意としていたんですけど
ごめんなさい、ちょっとこれは自分でも何でかってちょっとまだ分かってないんですけど、
予選でガルシア選手はすごく速く走れていて、自分はちょっと速く走れなくって
そこでシーズン序盤は「何でだろ?」って、ちょっとこう、はい、苦しんでたんですけど。

坂:あの、去年のシーズン半ばくらいに、そういったことちょっと小椋選手に聞いたら」ああ、茂木であった時かな。
あの、やっぱりガルシアの方が、モトクロスみたいな乗り方をしてたんで、
ここが強みだみたいなことを言ってましたけど。それは、どうですか。思い出しましたかね。

藍:そうですね。

坂:思い出しました?
藍:ああ、そんなこと言ってたなーっていう。
坂:思い出したら、そこちょっともう少し細かく

藍:コロコロ言ってることが変わってる。すみません。

坂:後は、先日行われました、MotoGP座談会っていうのが、
日テレジータスで放送があったんですが。その時にも、小椋選手はどちらかと言うと、
Vの字でラインを取るラインで走り、で、ガルシアはUの字で走るラインっていう風に説明されてたんですけど。

藍:全く違うこと言ってますね。

坂:それをね、ちょっと説明していただければ良いかなと思ったんですけどね。
ちょっと振りが甘かったかな?俺の。どうでしょう。

藍:ガルシ、ガルシアって言ってたっけ?

坂:うん。

藍:本当ですか?

坂:はい、その時の比較の、違いを、私が質問したので

藍:自分がUの字のスタイルに変えていったっていうのはすごく

坂:あ、だから、小椋選手が、このVの字だったのを、Uの字に変えていったってこと。
藍:そうなんです。あ、そうですか。

坂:ガルシアがUの字で、自分がVの字だったから、ガルシアみたいに、乗らなきゃなって言うので

藍:ガルシアU

坂:ガルシアのタイヤのサイドエッジを、うまく使える所がすごかったって言ってましたね。

藍:あの、フロントタイヤへの理解は、セルジオ(ガルシア)の方が早かったです。

坂:ちょっと、なんか、俺、つっ込んで攻めてるみたいで
あのテレビでもそうやって放送されてますからね。あの別に、藍のことが嫌いでこう、
意地悪してるわけじゃないので。ちょっとそこをね、ご理解いただきたいなっていう風に思います。
まあ、そういう違いがあったということなんですが、そしてシーズン半ばに入って。
まだこの時は、ランキングトップになってないですよね。シーズン序盤はね。

藍:2だ、2、3、4位。

坂:で、シーズン半ばに入っていった時に、
一番やっぱり衝撃的だったのが、夏休み明けのオーストリアグランプリですかね。
いい走りをしてたのに転倒で骨折という事態がありました。
あれはどうでしたか、小椋選手にとって。どんな衝撃というか、「やっちまったなー」って感じでした?

藍:あれは
はい、もう、おしまいかな?ぐらいのショックではありました。

なかなか大きいですね。

坂:あのオーストリアグランプリがあったのっていうのは11戦目なんですけども、
それまで、他のクラスではMoto3、Moto2、MotoGPクラス、全ライダーが転倒しているんですよ。
でも、小椋選手だけは、第11戦まで転倒無かったんです。
で、そのたった1回の転倒で怪我をしてしまったと、いうことだったんですが。
その後メディカル行ってチェックして、と。どういう状況だったんですかね?
あんまりこの骨折の状況っていうのは詳しくお伝えされてなかったので。

藍:とりあえず転倒して、
ま、再スタートしようとした時に、ちょっと手首が、あの、なんか痛いなって言う感覚で」」
自分ね、骨折すると分かる、分かるんですよ。

坂:あ、普通わかるよね。痛え、じゃなくって

藍:痛さとかじゃなくて
骨折っていうのが分かるんですね。何かこう視界が白っぽくなってきて。
なんかね、骨折した時、自分、何回も気を失ったことあるんですけど。
ちょっと、そういうのより弱かったです。
そう、もう本当、「あ、もうちょっとでこれは気絶してしまう」と

坂:あの、それ普通に貧血なんですよね。骨折すると貧血気味になるので。

藍 :ちょっとね、今、何とも言えないんですけど
「何か名前(病名)があるんですよ。」

坂:はい。

藍:あ、それが。自分の、その症状の名前が。


坂:あー、それが出てくるから「あ、やったな」っていう感じだ。

藍:はい。もう、それは分かりました。
骨折じゃない時はもう。ま、骨折の時が一番分かりやすいんで

坂:あのう、ごめんなさいね。ツッコむようで。「骨折の状況を教えてください」って言ったので。
「どういう状況ですか?骨折は。」

藍:はい。その後に

坂:ちょっと、あのう、つっこむ所大事なんで、ごめんなさいね。

藍:骨折の状況は、とりあえず、そこ、その日のうちにレントゲンを撮って「骨折だよ」っていう風に、
診断されて。それをチームのドクターだったりレントゲンを見てもらって、
手術が必要なのか必要じゃないのかっていう判断を下さって。
必要がないとのことだったので、で、とりあえず固定だけで済みました。

坂:えっと、すみません。どこの場所でしょうか?」

藍:右手の、なんて言うんですかね、(手の)甲なんですけど手首のちょっと上ぐらいです。

坂:うーん。手のひらは。何箇所?1箇所?

藍:1箇所です。

坂:あの、ひびではなく?

藍:「骨折でした。」

坂:ああ、なるほどね、骨折。この、甲のところ。ま、ひびっていうのは医学的には言わないらしいですよね。
粉砕骨折であったり、疲労骨折っていうのかな。基本的に骨折っていうらしいんですけども。
でも、ライダーって結構「軽い骨折」っていうよね。

藍:それはどういうこと?

坂:軽い骨折。ちょっと鎖骨折っちゃった時とか、「軽い骨折だから」とかって言ったりしない?」
指とかだと。「軽い骨折。」

藍:鎖骨は重症じゃないですか。
坂:結構言うんだよね。あの、ライダー結構平気でみんな、
骨折しても乗っちゃうんで。でも、骨折に軽いも重いもないからね。基本的には。

藍:今のライダーが甘々なだけかもしれないです。
坂:あ、そうかなー。昔の時代がおかしかったのかな。
ま、そういった状況の中、え、アラゴングランプリで、次のレースでね、これ、復活したのかな?
藍:そうですね。で、8位でした。

坂:どうですか?そのレースは?

藍:運のいいレースだったと思います。

坂:どういう風に?

藍:結果8位で終えたんですけど、8位で終えられるような状態では、当時無かったので。
まあ前のクラッシュだったり、アラゴンのウィークすごく路面が汚れていて
レースでもアクシデントが多かったのでそれに助けられた形でしたね、自分は。

坂:そして、その後のレース。優勝したということなんですけども、
これはポイント高かったでしょうね。本人の中でも。どうでした?

藍:一番大きい優勝?大きいレースだった?

坂:サンマリノですよね。これポールポジション決勝?
ここはポールではなかったですか?

司:3番手スタートです。フロントローですね。

坂:はい、ごめんなさい。
これって、まあ自分も見ていて思ったのは、
やっぱり、こう少し流れを失ってしまった感があったのを、
まあこの復帰から2戦目で優勝したっていうのが非常に大きかったのかなと思うんですが、
本人のなかではどうでした?

藍:そうですね。サンマリノのウィークインの時も、
金曜を走った段階では、結構痛みはまだまあ、
あのライディングにちょっと支障があるかなっていうぐらいは残っていて、
速く走れてもいなかったんで、すごく心配だったんですけど、土曜日からなぜか、
こう手の調子が良くなって。
たぶん、金曜のそのセッションで、こう動かしたのがいい方向に行ってくれて。
そこで、こうだいぶ手のことを考えずにライディングできるようになったんで土曜日から。
そこから、こう上がっていって優勝っていう形で、本当にいいサプライズでした。
自分にとって。

坂:復帰した時って何か、手に付けてたギブス、
柔らかくしたギプスとか付けてたりは、してました?
してなくって。ただ痛み止め飲んでただけ?
痛み、ちょっと、ほら、こうギブスつけ作った時に、
あの水の付け方変えて柔らかくして、乗った、記憶はなかった。

藍:ライディング時は、アラゴンの時は痛み止めとテーピングです。
サンマリノの時はテーピングのみでした。

坂:グローブサイズは?

藍:グローブサイズは変わってました。

坂:そういうことで、キーポイントだったのかな?っていうね、ところでしたが、
その後、後半戦に入っていくんですが、
どのタイミングで小椋選手、チャンピオン意識し始めました?

藍:そうですね。うーん。チャンピオン、チャンピオンを意識し始めたのは、アジアに入ってから。
でもアジアに入る前からもう意識してました。
すごく、もう逆算して。レースを戦うっていう感じになってた。

坂:アジアっていうのは、あのアジアラウンドですかね?アジアラウンドですね、
その辺りではもう非常に、こう強く意識し始めたということですか?
その後、インドネシアで3番手から2位、日本グランプリで9番手から2位と。
オーストリアは9番手から4位でしたが、タイでポールポジションから2位と。
ここで見事チャンピオン決めました。残り2戦にしてチャンピオン決定ということになりました。
どうですか?その時の瞬間っていうのは。
これは、あのちょうどまた詳しくお聞きしたいと思うんですが今。簡単に、ちょっと。

藍:そうですね。嬉しいのは嬉しいんですけど本当なんかチャンピオン争いをしていると
その日に突然起こったことではなくて、
こう初戦から考えて、あのう、戦ってきて、での結果なので、
なんか「ほっとした気持ち」の方が強かったですね。その瞬間は。

坂:ああ、なるほどね。
その後残り2戦があって、シーズンを終えてという中で、
小椋選手シーズンも全体的に見て、昨シーズンはどんなシーズンでしたか?

藍: えっと、全体。全体的に。全体的に。

坂:自分の出来がどのくらいだったかなとか、何パーセントだなとか、
ここをこうすればよかったなとか、反省点みたいのもあったりとか。

藍:はい。自分の話だけを言うと。
過去3年のMoto2シーズンに比べて、
速さがちょっと出てきて。それがすごくプラスに働いたかなと思ってて。
プラクティスでも上位を走れてましたし、予選での位置も、
おそらく過去3年よりは良かったと思うので、
そこがあのシーズンを通していい方向に出てきてくれたので。
そこが大きかったかなと思ってます。

坂:そういった、えー昨シーズンの小椋選手の活躍で見事チャンピオン。
日本人にとっては15年ぶり、そして小椋選手にとってもロードレースでは初めてと、いうことで。
あとは、アジアタレントカップ出身のライダーとしても、
初めてのチャンピオン獲得と、初めて尽くしだったわけですけども、
意識しました?その初っていうことに対して。

藍:いや、特にそんなないです。

坂:やっぱりアジアタレントカップ出身のライダーがね、
チャンピオン取ったことないっていうのはね、これ非常に大きいと思うんですよね。
最近は、レッドブルルーキーズカップ出身のライダーがチャンピオン取るっていうのが非常に多くて、
そういった中でね、小椋選手がこうやって活躍するっていうのは、
やっぱり、アジアタレントカップを走っているライダーにとっては非常に素晴らしい目標ができたというか。
近くにそういったライダーがいるっていうのは、今後の彼らにとってもすごいことかなとは思うんですけども。
そういった若手ライダーを育てていったりとか、何かアドバイスするとか、ご自身の中でありますか。
もちろんね、ミニバイクでは一緒に走ったりとかはしてるとは思うんですけども。はい。

藍:自分はそうですね、何かを言ったりするっていうよりかはコース上で一緒に時間を共有して、
勝手に学んでいってほしいっていう。

坂:論より証拠みたいな感じで?俺とは違うなー、いいなー。俺口から先なんでね。
とりあえずは、本当小椋選手がね、
チャンピオン取ってまあ自分も感動しましたし、
良いシーズンだったんじゃないかなっていう風には思いました。
改めておめでとうございます。

タイトルとURLをコピーしました