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2006 -粋- <2006.01.28>
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まだまだ寒い中、行われたのが「2006 -粋-」。
桶川スポーツランドで、オフシーズンに行われるのが、
この「粋」というレースになる。普段のシーズン中に行われるレースも
中にはあるが、ストリート主体のものやチャレンジクラスというまだレース
にエントリーしたことのない人がその名のとおり、初めてチャレンジする
クラスも用意されている。
当日は、天気が良く晴れていた。
が!しかし!
とんでもない強風!!
前日に、桶川スポーツランドの近所で火事があったらしく、その燃えカスも
飛んでいる中で行われた。そんなコンディションの中でもエントラントの魂は
熱く、レースも白熱するレースとなった。
粋では、各クラスが抽選によりグリッドを決め、レース形式で戦う。
そして各クラスの上位のライダーが、最速バトルという名の頂上決戦への
参加資格を得るというルールになっている。
最速バトル参加者は、その後、スペシャルステージにて、
1台ずつのタイムアタックでグリッドを決定。
そのスペシャルステージが今回は熱かった。
スペシャルステージの出走順は、
クラス別レースの上位からスタートをしていった。
となると、後半になるにしたがって、結果の良くなかったライダーに
なっていくわけだが、今回は、スペシャルステージが進むにつれて、
どんどんタイムがあがっていく面白いものとなった。
スペシャルステージは、1周のサイティングを兼ねたウォーミングアップラン
があり、そのままコントロールラインを通過したところから、タイムアタックの
計測が開始される。当然、この時期タイヤが温まりきっていないところからの
タイムアタックとなることも多く、タイヤを含めたマシンのコンディション、
路面状況などを瞬時に判断し、よりよいタイムを出すというところでは、
ライダーの技量がかなり問われる。そして何より、コース上でアタックをして
いるのは、自分のみ。つまりは、走行している自分のみしかコース上にいない
というのが、緊張感を誘う。コースを見ているギャラリーの視線はすべて、タイム
アタックを行っているライダーに集中している。
だからこそ、いいところを見せようと思って、思い余ってなんてこともある。
スペシャルステージによって、グリッドが決まっていよいよレースとなり頂上
決戦である、最速バトルが行われた。スペシャルステージでのタイムはかなり
僅差だったため、最速バトルの上位争いは白熱するのが予想された。その
予想は裏切られることなく、序盤戦から目が離せないレース展開で、
「粋」ならではの10周というスプリントレースの駆け引きがいたるところで見て取れた。
最終ラップまでもつれこんだトップ争いは熾烈そのもの。今年も楽しいレース
シーズンとなることを予感させたいいレースだったと思う。
桶川スポーツランドで行われる、関東ロードミニ2006シリーズの中継もMCダイ
スケが担当することになったので、ぜひとも見て参加して楽しんでほしい。
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